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岩手軽便鉄道の一月 ぴかぴかぴかぴか田圃の雪がひかってくる 河岸の樹がみなまっ白に凍ってゐる よう くるみの木 ジュグランダー 鏡を吊し よう かはやなぎ サリックスランダー 鏡を吊し はんのき アルヌスランダー 鏡鏡鏡鏡をつるし からまつ ラリクスランダー 鏡をつるし グランド電柱 フサランダー 鏡をつるし さはぐるみ ジュグランダー 鏡を吊し 桑の木 モルスランダー 鏡を…… ははは 汽車(こっち)がたうたうなゝめに列をよこぎったので 桑の氷華はふさふさ風にひかって落ちる 注:[鏡鏡鏡鏡]は、1文字分の中に[鏡]という文字が上下二段に積み重なって4個書かれている。 |