朝から生ソング

朝から生ソングとは……

こんにゃく座がコンサートなどで歌っている「ソング」。古今東西の詩人の詩に、林光、萩京子が作曲したうたたちです。
そのソングを座員と一緒に歌いませんか。こんにゃく座の稽古場から生配信します。
ご自宅で、職場で。お好きなところで座員と一緒に歌いましょう!


【次回配信】

第11回
♪あくび
♪告別

2022年7月17日(日)朝8時くらい




*参加方法
配信当日、時間になったら、上の画面より生配信を視聴できます。
無料です。事前申込などは必要ありません。
画面上に映るのはこんにゃく座の出演者のみで、参加されるみなさんは映りません。

楽譜などは特に配信いたしませんので、
こちらの音源をご参考にしてください。

♪あくび
♪告別


ご感想・ご要望はコメント欄でご自由にどうぞ!Eメールはこちら



あくび
詩:谷川俊太郎
曲:萩京子

あくび

ぼくは四十きみは十
としは少しはなれているけど
おんなじ時代のおんなじ国に
ぐうぜんいっしょに生きている

ぼくは四十きみは十
ならった教科書は少しちがうが
むかしもいまも地球はまわって
朝がくればおはようなのさ

大臣がなんどかわろうが
うそつきはやっぱりいやだな
子犬はやっぱりかわいいな

やがてきみは四十ぼく(は)七十
その時も空が青いといいんだが
いっしょにあくびができるように


告別
原詩:エドウィン・カストロ
詩・曲:林光

告別

息子よ 明日はすべてが
変わっているだろう
苦しみは裏口から出て行き
二度と戻って来ないだろう
農夫は自分の土地に
しっかり立ってほほえみ
労働者の娘も もう
街角で身を売ることはない

 いなか道も 川の流れも
 アスファルトの道路も
 ニコニコ笑いながら
 暮らしを運んで行く
 いなか道も 川の流れも
 アスファルトの道路も
 ニコニコ笑いながら
 暮らしを運んで行く

息子よ 明日はすべてが
変わっているだろう
銃弾もむちも 牢獄の鉄格子も
もうないだろう
お前は息子と手をつなぎ
通りを散歩するだろう
私がお前と一緒に
したくてもできなかったことを

 若く楽しい月日を
 とらわれて暮らすこともなく
 遠い異国の土地で
 死ぬこともないだろう
 愛しあう者たちは
 いつも一緒に暮らし
 祖国の大地の上で
 楽しく眠るだろう

息子よ 明日はすべてが
変わっているだろう
苦しみは裏口から出て行き……



◆これまでの配信◆

2022/05/28配信分
♪チョコレートの夜空に/♪みらい



2022/03/20配信分
♪鳥/♪歩くうた



2022/01/05配信分
♪赤い魚と白い魚/かげろうの浄瑠璃/運命のジャズ



2021/09/05 配信分
♪たったひとつとくいなこと(テトのアリア)





2021/07/11 配信分
♪ぼくがつきをみると/♪どこへいくの?ともだちにあいに



2021/05/02 配信分
♪雨の音楽/♪うんこ



2021/03/27 配信分
♪ちょうちょうさん/♪いずみのみず



2021/01/24 配信分
♪森は生きている/♪一瞬の「いま」を/♪十二月の歌



2020/11/08 配信分
♪つまさききらきら/♪空をかついで



2020/09/22 配信分
♪グランド電柱/♪青いカナリア

オペラシアターこんにゃく座
〒214-0021
神奈川県川崎市多摩区宿河原7-14-1
044-930-1720
info@konnyakuza.com