オペラシアターこんにゃく座 旅公演レパートリー



オペラ『ピノッキオ』


ボク、旅をしたからね
いろんな所へ、行ったから
いろんな人に、会ったから
この世界には、いろんな人がいる

いいんだ、ボクわかったんだ
ボク、ピノッキオ、木の人形だ
スタッフ
原作:カルロ・コッローディ 台本:山元清多 作曲:萩京子  演出:伊藤多恵
美術:荒田良 衣裳:太田雅公 照明:中川隆一 舞台監督:久寿田義晴
ものがたり
ジェペットじいさんによって、一本の木から人形になったピノッキオ。
いい子にしているといつか、本当の人間の子どもになれると言われ、学校へ出かけますが、人形一座のいる芝居小屋へ寄り道したり、ずる賢いキツネとネコに出 会い、もらった金貨をだまし取られてしまったり…。疲れて途方にくれていると、今度はオモチャの国行きの馬車に出会い乗ってしまいます。オモチャの国で遊 んでばかりいて、とうとうロバになってしまったピノッキオは、市場へ売られ、海に放り込まれ、大きなクジラに飲み込まれてしまいました。
なんと、クジラのお腹のなかで、ピノッキオを探して旅にでたジェペットじいさんと再会。おじいさんを助け、クジラの口から泳いで逃げだします。
旅をして、たくさんの出会いをして強くなったピノッキオは言います。
「ボク、ピノッキオ、木の人形だ、人間の子供になれなくても、幸せになれるんだ」。
作曲家より
ピノッキオは木の人形 萩京子(作曲)
ピノッキオは木の人形です。  「いい子にしていたら人間のこどもになれる」といわれて、ピノッキオは人間になることを夢見るけれど、いい子でいることはなかなか大変です。「いい子」は、勉強をしなくてはいけないし、約束は守らなくてはいけません。 でも、ピノッキオはすぐに楽しいことに心を奪われてしまいます。 それは人間のこどもそのものです。
「楽しいこと」や「遊び」は、とても大切なことです。もちろんこどもにとっても、そしておとなにとっても。「遊び」を失ってしまったら、世界は暗闇になってしまいます。
「ピノッキオ」の物語は、こどもたちに「誘惑に負けない心を持ってほしい」、「勉強してりっぱな人になってほしい」という願いが込められていることは確かですが、こどもたちの「遊びたい」という気持ちを否定した物語ではありません。
世界中で長く読み継がれてきたのは、遊ぶことが大好きなピノッキオ、何度も失敗し、何度も反省する、そんなピノッキオの姿に、すべての子供たちが自分の姿を重ね合わせてきたからにちがいありません。
「いい子にしていたら人間のこどもになれる」…原作者のコッローディは人間を肯定し、「善き人間をめざすことが世界を善くする」という考えに貫かれています。
しかし、わたしたちはいま、人間の愚かしさを自覚し、人間だけがすばらしいのだ、という考えから抜け出ていくことが必要だと考えます。 わたしたちがお届けするオペラ『ピノッキオ』では、物語の最後、ピノッキオは自分が木の人形であることをはっきりと自覚します。人間のこどもになれなくてもいい、と言います。旅をして、たくさんのことを知り、たくさんの経験をして、おじいさんと再会したピノッキオは、やさしさと強さをあわせ持ち、「ピノッキオ」という人形であることを誇りに思うようになる。そのことこそ、いま、わたしたちが世界中のこどもたちに伝えたいことなのです。
公演評
・音楽の友 7月号
親子づれの子どもたちがすっかり愉しんでいたのが何より一番だが、井村はじめ歌役者たちが、ピノッキオの世界に溶けこみ、自分たちもオペラを楽しんでいたのもいい。それにしても何役もを、瞬時に切り替えるのはさすが。アンサンブルも一座ならではのもの。
(音楽の友)
展開の早いシンプルな音楽と演出
舞台はこんにゃく座らしい歌や演技を振りまく賑やかさとコミカルさで、しかも子どもに媚びない姿勢で大人も子どもも楽しめるオペラになっていた。
(オン★ステージ新聞)
役者の個性が座の持ち味をさらに生かす
装置は大きな麻袋がいくつか置かれているだけ。これが各シーンで様々に使い回され、観客の想像力の中で情景を作る。小道具として、青い 布をひらひらさせて海が出来たり、黒い布を大きく被せて鯨に飲み込まれたり、また紐にかけて劇中劇のステージになったり。 こうした軽妙酒脱さはこんにゃく座の持ち味だが、今回は音楽作りもシンプルで一層観客のイマジネーションに入り込むことに成功した。
(公明新聞)
音と動きが一体となったこんにゃく座の新機軸
音楽や言葉が持つリズムや音の動きが全編を通じて身体の表現と一体となっていたことに感銘を受けた。また、「ピノッキオのテーマ」や人形芝居の場面では、四人の歌役者が息のあった巧みなダンスナンバーを披露し大喝采を浴びていた。
(演劇と教育)
アンケート
・言葉の力を感じました。ピアノとシンプルな楽器だけで、ここまでできるとは!!ピノキオがおじいさんをのせて海を漂うときの「強くなりなさい〜」の歌がとても印象に残りました。現代の人間にとって、すごーく大切なメッセージがこめられているな!と思いました。たのしかったし、感動しました。大人にもオススメしたいと思います!

・導入から楽しい雰囲気で、遊園地にも来たかのような、大道芸人さながらの場面に引き込まれた。歌役者さんの皆さんが、ことのほか、よく動かれ、コミカルな場面がアニメーションのように創り出されていたようでした。舞台上の大袋がいろいろくるくる位置を変え、その中から楽しいものが次から次へ飛び出して…多彩な舞台になっていたようでした。こどもたちも充分楽しめるステージ、すばらしい!!

・子供がすごい集中力で見ていて、感情が入っていくのが隣でよくわかりました。

・今の子どもたちに伝えたいメッセージがぎっしりつまっていた。

・おじいさんと会えた時、6才の娘は泣いていました。くじらの口の中に、おじいさんだけ残るという場面でも泣き、感動していたようです。
公演データ
公演日程
 公演期間についてはこんにゃく座までお問い合わせください
上演時間
 1時間20分 仕込み4時間・バラシ1時間
会場条件
 間口 10.8m 奥行き7.2m
 ※体育館公演可能。その際公演条件が変わります。詳細はお問い合わせ下さい。
人数
 9人(歌役者4人+ピアニスト1人+スタッフ4人)
移動方法
 電車移動・運搬トラック2t車1台

 公演について、資料の請求はこんにゃく座までお問い合わせください


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