| こんにゃく座の宮澤賢治原作のオペラとしては、12・13作目の新作、林光作曲による賢治原作オペラとしては、1994年に宮澤賢治歌劇場IIとして上演された『賢かった三人』『ひのきとひなげし』以来の新作公演になります。 |
『耕耘部の時計』
農場の耕耘部、農夫室の柱にある大時計は進んだり、遅れたり…やってきた赤いシャツを着た若い男は、自分の腕時計とずれる不思議な舶来の大時計が気になってしかたありません。モダンで軽やかな、一晩の序曲のような「即興幻想曲」の始まりです。 |
『鹿踊りのはじまり』
嘉十は置き忘れた手拭いを取りに戻ると、まっ白なすすきの野原の中で、六匹の鹿が環になってまわっているのに気がつきました。
"嘉十はにはかに耳がきいんと鳴りました。そしてがたがたふるえました。鹿どもの風にゆれる草穂のやうな気もちが、波になって伝はって来たのでした。"
鹿の語り合いが聞こえはじめる嘉十。努力して理解するのではなく、突然“わかってしまう”と感じさせるような自然との直接的な関係を描きます。 |
各方面からの評価も高く、国内外で900ステージを超える公演をし、こんにゃく座賢治オペラの完成されたひとつの形を創りだした、オペラ『セロ弾きのゴーシュ』に続く、洗練された加藤直の演出と、「イーハトーブ賞」も受賞したこんにゃく座がおくる自信作です。
そして、賢治のとりこになり、数々の賢治作品を音楽として表現してきた林光による、じつに11年ぶりの新作となる本公演に、ぜひご来場下さい。
オペラシアターこんにゃく座 |
| 作品紹介 |