稽古場日誌
戻る 4月28日(木)
日付は28日最高気温も28度 暑かった 夕飯休憩の時、地下の稽古場から出ると、いい香り。もう風薫る5月だ。甘い香り・・・本当はこれは上の喫茶店がクッキーを焼いているにおいなのだが、このモアっとした空気と混ざり合って5月のにおいになってしまった。「5月はいいよねーいろんな緑があっちゃこっちゃにあって、木やら草やらが『さあいくでー!もう上にも下にも枝とか葉っぱとかうーんと伸ばしちゃうからねー』って言ってて、日差しとか暑いんだけど湿気が少ないからカラっとしてるし、ほんといいよねー」っと言ってたら「誕生日月だからでしょー」っと言われた。腰砕けになりながらも顔の筋肉はゆるみっぱなしだった。
昼間の自主稽古の時、半ば偶然に鍋さん演じる嘉十が明るく陽気にそして孤独に見えるであろうシーンが出来た。これをうまく捕まえられるか、はたまた「涙の安売り女王」OM様の一人感動泣きに終わるのか・・・これがこのオペラの一つのキーポイントになる気がするのは私だけだろうか

(高野うるお)
 

4月26日(火)
うわあ、提出遅れてしまいました。ごめんなさい。26日分の日記です。毎月25日頃に座のお金の集計、会議などがあり、朝会議をやってからの稽古が続いています。最近曲が止まってたので夜少し早めに帰って楽だったのに、この日に限って夜はうんさんの稽古がはいり、新しい場面をつけてもらった。その上にこの日に限って新曲まででてしまった。どっさり9ページ。私はすこぶる暗譜が遅いので、こんなにいっぱい出てくると困るう。曲がでなくて苛立つ人あり、曲がでて苦しむ人ありの稽古場です。そして、もちろん暗譜できずに演出に見せるところまで持っていってしまった。暗譜はできないけれど、今回の稽古場色々自由な発想が許されていて、たくさんのプランがみんなから出て来ておもろい。この作品どんなやりかたでもいいので、難しくあり楽しくありである。さてさて、この日記ですが、前回の私の時ちょい遅れで提出したら、素敵なバックの絵の上に載せてもらえなかった・・・。今回はどうなるでしょう・・・。

(岡原真弓)



4月25日 雨のち晴 
今日から稽古場日誌2周目に入ります。どうぞよろしく。
さて、新譜もちょっとストップしている今、稽古のすすみ具合もゆっくりていねいのんびりとしています。
まずスタートは光さんの作曲した花巻弁を歌うということについて話すところから。方言をわかった気になってニュアンスでうたうことよりも、より作曲されている音程、リズムにのっとって、その上で自分の気持ちを伝えようとする。うーん、つまりはいつもの言葉でも一緒で必要なことは変わらない。伝えたいことを自分できっちり見つけていることなのだ。と、そのあとは『鹿踊り』を頭から少しずつ決めたり新しいことをやってみたりしながら進む。
しかし、鹿ポーズは下半身と背中の筋肉に響きます! あとずっこけの研究中。手のひらをすりむき、摩擦でやけどっぽくなっちまいました。ドジなことで……。明日のうんさん(山田うん氏・振付家)の稽古、たいへんだろうと思いながら、全体は17:00頃に終了。久しぶりに梅ちゃん(梅村博美)と喫茶店へ。ふー、本当に明日は大変だー。

(石川貴美子)



4月24日(日)
今回、わたくしの係は楽譜取り立て係!オペラには出られませんでしたー。ふとって鹿に見えないからかなあ。
さてさて、林 光さんの作ったできたてホヤホヤ直筆の新譜を急いで持ち帰り、ていねいにていねいにせっせとコピーして、稽古場でまちかまえているみんなに配る。そんな係です。下北沢の林家から駒沢の事務所への移動中ときどき、世界に一つしかないこの手書きの楽譜が風でヒラヒラ〜っと飛んでったらどうなるんだろーな、なんて思ったりしています。
新譜の出ない日は稽古場でKなべ大先輩の覚えられてない歌詞を叫んだり、演出の加藤 直さんにお茶を入れたりしています。直さんのおっしゃる言葉はわたしにはちと難しい。「後で辞書で調べよ」っていう横文字が頻繁にでてきます。出演者のみなさんは本当に理解しているのかな??と思うことも…。直さんによると、今どきの若者にはわからないらしいが…。
わたしの入れたお茶にも味がないだの、出したお菓子にこれは食べれないなどいろいろ言われるが、ただ一つ、わたしとの共通点があった!!『ミルキーが好きなこと』♪ミルキーはママのあじ〜 (一度に一袋食べた事があるらしい)

(西川まゆみ)



4月23日(土)。
稽古休み。
そういう訳で今回裏方の富山が裏稽古場日誌を書かせていただきます。実は今日は28日。どれだけの人がこのこっそり忍ばせた日誌に気がつくか?楽しみです。さて、28日の朝ご覧になった方は分かると思うのですが、29日午前0時の時点で朝なかった26日の日誌があって朝あった27日の日誌がない!不思議ですね。それは26日の岡原さんの日誌をよ〜く読めば分かります。27日担当の酒井さんは日誌をとっくに送っていたのです。ところが岡原さんが酒井さんより遅れて書いて、その上ああいう事を書いてしまったもんだから、ウェブマスターさんが心を痛めてしまい、このような結果になってしまったのではないか?ワタクシはこのように推理いたしました。真相はいかに?きっと岡原さんの日誌の背景に美しい田園風景がひろがっていることでしょう。
ホンマは今日は新人の島田について書こうと思ってたのに。手短に言うと新人島田は、「話を聞く時に相手の顔をジ〜〜〜〜〜ッと見て、トンカツでご飯4杯以上食える何だかオモロイ男」です。この次の稽古休みに島田に稽古場日誌書いてもらお!大翼(島田の名前。「だいすけ」と読みます)、次ヨロシクね!

(富山直人)
 

4月21日(木)
今日から稽古場が西荻窪のWENSに変わった。大道具の大小様々な丸太、波打つテ−ブル、繩野連のホリなど揃って本番の舞台のスケ−ルでの稽古になった。ですが曲がまだなんです。

(川鍋節雄)


4月22日(金)
 今日も新譜有り。(最後の鹿がてぬぐいをくわえて戻るところまで)早速演出の加藤さんの要望により楽譜を手に持って立ち稽古。荒立ち完了!(「鹿おどり・・・」は3分の2まで立った事になります。)次の新譜は今度の月曜日に出る予定。
 
 昨日、稽古場が駒沢から西荻窪のWENZスタジオに移りほぼ本番と同条件で稽古させていただいております。
 稽古場では、コーヒーメーカーで作られたコーヒーが飲めるようになりました。
そして、S君の電子レンジと座の冷蔵庫が置いてあり、皆、自分が作ってきたお弁当を温めたり、スポーツドリンクを冷やしたり、そうそう、冷蔵庫の中には林さんの奥様から頂いたトマトが有り、お茶場には私の大町(長野)に住む叔母の手作りマドレーヌが有り、休憩時間や食事時に皆で頂いております。ごちそうさまです。
 スタジオはB1ですが1階には喫茶店が有りますし、近所には駅前とゆうこともあって、おいしそうな定食屋や飲み屋さんが沢山あります。 
  が、毎日暗譜の日々ですので、真っ直ぐ家へ帰り睡眠学習しています。
 明日は稽古はお休みです。

(梅村博美)



4月20日(水)
駒沢最後の稽古、1時から女性だけの衣装合わせをしている。 アフリカンプリントの鹿のようなの生地を一人一人色違い柄違いでフィッティングしている。わくわくする感じ
新譜が来た。5ページだけど 今日中に暗譜して明日は立ち稽古。張り切って音をとるぞーと譜面を見ると、セリフだった。しかし、どうなることかと期待していた鹿たちの東北弁のセリフは歌になっていた おもしろい!ハイエースに荷物をつんでいよいよ明日から西荻窪のひろーい稽古場だ。

(大石哲史)



4月19日(火)
稽古に入って今日で一週間ちょっと経った。大先輩達に囲まれながら色んな発想が飛び出してくる姿に日々驚かされている。私は、と言うと、追い付いて行くのに必死で、思考がピーッと停止してしまう時がある。自分の壁を取り払ってもっと自由に発想したり動く事、ニュートラルな状態で舞台にいられる事が私の課題である。明日は新譜がやってくるらしい。大変な一日になりそうだ。頑張ろーっと。

(豊島理恵)



4月18日(月)
振付家はきっと鹿のイメージをデフォルメして動きを表そうとしているのだろうけど、われわれがその動きをやるとダチョウになりオランウータンになり蜘蛛になり蛙になってしまう。振付家は「あははは それじゃ蛙になっちゃいますねぇ」と言ってくださるのでまだ救われてはいるが、鹿になろうとすればするほど、ほかのどんな動物になることが出来ても決して鹿にはならないのである。鹿の前に馬が付く前になんとかせねば・・・・

「そうだ、この振りから次の振りへいくとき、
一緒だとつまらないから二手に分かれてやらない?」
「そうだね梅ちゃん、そうしよう」
「じゃあ二つに組み分ければいいのね」
「せーのー グーパーっしょ!」
「梅ちゃん・・・なんでチョキ出すの・・・・しかも言い出しっぺ」

鹿の前に馬が付く前に・・・・・・・・・・

(高野うるお)



4月16日(土)
 本日もお昼から稽古開始!まずは音楽稽古。
ある意味「音楽だけで楽しませてくれる」と言えば聞こえが良いが、
歌う(演じる)側にとってはと〜っても大変!
でも難解ながら歌っていて楽しいのでそれが苦にならずにやれる。
その後演出入りで稽古。
前日に振り付けの山田うんさんに付けてもらった振りの箇所も含めての稽古。
と〜っても不思議!
まんま鹿!みたいな事をやっても面白くないんで
そういうのはやめようってのは分かるけど、かなりヘビーっす!
振り終わって歌になったときに立ちくらみ起こしました。
でもこれもまだまだ始まったばかり!
 すんごい鹿踊りが出来るのだろうと思います。

(酒井聡澄)



4月15日(金)
加藤直さんに結構みんなぴりぴりする。ここだけの話、わりといつも不機嫌。しかし今回、なぜか終始笑っている。多分演出がやっかいなんだと思う(笑)。加藤さんは林さんと鹿踊りを色々な形で、色々な団体と何回もやっているらしい。もちろん、オペラにするのは初めてだが・・・。お得意のものを新しく打ち出すには「こんなのは古い手だな」なんて考えてしまうものだ。私たちも、お得意の賢治の語り物を、どんなふうに創れるか。「今回はすごくセンスが問われるぞ!今までにないお前達をみせてくれ!」と演出家は言う。そして、林さん自身もできたての冒頭を私たちが歌うのを聞いて「念願の鹿踊りのオペラ化ですので作曲者少々気負っておるようなので、大変かもしれませんが、よろしくねがいます。」とおっしゃった。つまり、どえりゃあ難しい合唱なのだ。そうそう、演出家が笑っているのにもうひとつ大きな要因がある。山田うんさんだ。ものすごくおもろい。それはギャグ的な面白さではなく、存在が不可思議。それこそ、センスがいい!彼女の振り付けの素敵さを表現できるようにみんな張り切っている!稽古場はぜ〜ぜ〜ひ〜ひ〜げらげらである。みんな元気だ!

(岡原真弓)

4月14日(木)二日ぶりの晴れ
桜がさいて 花ちらしの雨のあと 輝かしい晴れの日
道端の雑草や 花開く力や 芽吹く緑
自然の 小さいけれど圧倒的なpowerに打ち込まれている気分で稽古場迄
『鹿踊り』の新譜が来て とちの団子に集まってきた鹿は
手ぬぐいを気にして歩き始め 立ち止まったところまで話は進む
今回はハーモニーで進んで行く部分が多くて
音取りも暗譜もなかなかやっかいです
そして“身体的”表現──それはこれから嵐の前の静けさ
 (音だけですでに大変だったりするけど)です
明日のうんさん(山田うん:振付)の稽古でどんなことになるのでしょう
明日のおたのしみです。
耕耘部 にわとり係(!?)

(いしかわきみこ)